FC2ブログ

Entries

空飛ぶ馬 / 北村薫
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
(1994/03)
北村 薫

商品詳細を見る

女子大生の「私」は教授の紹介で落語家の円紫師匠と出会った。身近な謎を二人で解くミステリー。

殺人の起こらないミステリーを探していて出会った本です。女子大生の「私」は落語に造詣が深く、読書も大好き。二人の友達もそれぞれ個性があって魅力的です。一方円紫師匠は観察眼、洞察力ともに鋭く、しかし芸も所作も柔らかで穏やか。落語にまつわる話もたくさん出てきて、昨年のNHKドラマ「ちりとてちん」で落語に少し親しみをもった私には、落語をもっと知ったらより楽しめそうかな、と思いました。この本には5つの話が収められていますが、印象に残ったのは「砂糖合戦」かな。喫茶店での他の客のふとした動作に気付いたのがきっかけのお話。人の怒りや恨み、歪みといったものが出てきて、ちょっぴり苦い思いを感じたりもするのですが、その分印象深いです。タイトルの「空飛ぶ馬」は一転してかわいらしいお話。これが最後にあることで、読後感もとても爽やかでした。

シリーズは以下のように続きます。

スポンサーサイト



関連タグ:ミステリー 北村薫 
月曜日の水玉模様 / 加納朋子
月曜日の水玉模様 (集英社文庫)月曜日の水玉模様 (集英社文庫)
(2001/10)
加納 朋子

商品詳細を見る

OLの陶子は毎朝満員の小田急線に乗って通勤している。いつもの席に座っているサラリーマンのネクタイは曜日ごとに変わっているが、ある日前日と同じネクタイをしていた。なぜ?これをきっかけに知り合った萩広海と日常の謎を解く連作短編集。

加納さんの殺人の起こらないミステリー。会社が舞台となるミステリーなので、おもに学校が舞台だった魔法飛行など駒子シリーズとはちょっと雰囲気が違います。どちらかというと、私はこちらの話の方が好みです。観察眼の鋭い陶子と記憶力の高い広海のコンビがなかなかおもしろいです。なかなか人の顔を覚えられない私には、広海の記憶力に驚愕です。シリーズになればいいのになーと思っていたら、レインレイン・ボウ (集英社文庫)にも陶子が出てくるそうです。もう文庫になっているんですねー。今度買おう。

全然気付かなかったんですが、もみじの本屋さんの記事を読んだら、タイトルにも謎があるとのこと。文庫のタイトルをよーく見たら、ようやくわかりました!そういえば、読んでいる最中にもちょっと疑問に思ったんだよなーということを今になって思い出しました。こんなところに遊び心があるとは。

関連タグ:ミステリー 加納朋子 
分別と多感 (Sense and Sensibility)
Sense & Sensibility (2008) (2pc) (Ws Sub) [DVD] [Import]Sense & Sensibility (2008) (2pc) (Ws Sub) [DVD] [Import]
(2008/04/08)
Dominic CooperCharity Wakefield

商品詳細を見る

以前ケーブルテレビで放送していた「分別と多感」(原題:Sense and Sensibility)をようやく見ました。放送されていたのはリンクにも貼った2008年にBBCで制作されたものです。1話1時間で3話完結のものを1回で放送されていたので、全部で約3時間です。1話ずつ見ようかと思いましたが、途中でやめられず、結局一度に見てしまいました。

ダッシュウッド家の主人は、先妻の子ジョンに一切を相続させる、しかし後妻とその娘たちの面倒を頼むと遺言を残し、この世を去ります。しかし、ジョンは妻ファニーに言われるがまま、後妻のダッシュウッド夫人とその娘たち(エレノア、マリアンヌ、マーガレット)が住んでいた家に越してきてダッシュウッド夫人たちは屋敷に居づらくなり、バートンコテージへと引っ越します。その前後でエドワード、ブランドン大佐、ウィロビーと出会い、分別を重んじる長女エレノアと感情を重視するマーガレットがそれぞれ恋愛をします。

今細切れに読んでいる「音読して楽しむ名作英文―美しい表現を声に出して英語のセンスを磨こう」に原作の一節が載っているのですが、それを読んでまずは録りためていたドラマを見ようと思ってみたのですが、とてもおもしろかったです。何が起こるという話ではないのですが、それぞれの登場人物の心の動きやすれ違いなんかが見ていてとてもわくわくします。とても登場人物が多いお話なので、ドラマで人間関係を頭に入れてから原作を読んだ方がわかりやすいかもしれません。途中でちょっとエドワードってどうなの?そんな一途に思うような人だろうかと思ったりもしたのですが、ある程度筋は通っているのかなぁ。うぅむ。今の基準で考えてはいけないのかもしれません。主人公のエレノアはもちろん魅力的だったのですが、ちょこちょこと出てくるマーガレットもかわいかったです。

Sense and Sensibility は「いつか晴れた日に [DVD]」という映画にもなっているので、こちらも見てみたいです。原書もいずれ読む予定です。かなり丁寧に書いてありそうなので読み応えがありそうですが、どれだけ味わえるか楽しみです。

関連タグ:ドラマ BBC 
虚空の旅人 / 上橋菜穂子
虚空の旅人 (新潮文庫)虚空の旅人 (新潮文庫)
(2008/07/29)
上橋 菜穂子

商品詳細を見る

隣国サンガルの新王即位の礼に招かれた新ヨゴ皇国の皇太子チャグムと星読み博士のシュガ。<ナユーグル・ライタの目>と呼ばれる少女もまた、「儀式」のために王宮に呼ばれた。<ナユーグル・ライタの目>とは一体何なのか?そして、サンガルで新王即位の裏で動く陰謀とは?

守り人シリーズの文庫最新刊。今回はチャグムが主人公で、バルサは名前程度しか出てきません。外伝という扱いのようです。タイトルも「守り人」ではなく「旅人」ですし。バルサ大好きなので、バルサの活躍を見られなかったという意味では少し残念でしたが、チャグムとシュガの活躍もとても楽しく読めました。今回は海辺の国のお話ということで、今までの雰囲気とはまた違います。サンガルの国の人たちと新ヨゴの人たちとの民族性の違いだとか、細かいところまで考えられているんだと感心しました。実際は読んでいるときにはそんなところまで考えずに、物語に浸りきって読んでしまうのですけど。サンガルの人たちがまた出てくるといいなぁ。このシリーズは、一度手にとって読み始めてしまうと途中でやめるのがもったいなく感じてしまうので、時間がとれるところで一気に読み切ることにしています。とても幸せな時間です。次巻も楽しみです。

やっぱり軽装版を買ってしまおうか、また迷ってきました。早く次のお話を読みたくて。

Appendix

これから読みたい本(洋書)

ブログ内検索

本好きpeople

Extra

プロフィール

くまくま

  • Author:くまくま
  • FC2ブログへようこそ!

Now Reading

タグリスト

本のジャンルや作者など、サブカテゴリ的にタグを 使用しています。

最近の記事

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
[PR] コム デ ギャルソン セール
ディオール オム デニム 資生堂 マジョリカ マジョルカ AND1 バスケットシューズ