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![]() | 女たちのジハード (集英社文庫) (2000/01) 篠田 節子 商品詳細を見る |
中堅保険会社に勤める20?30代の5人のOLのそれぞれの闘いの話。
面白いという書評を読んだので読んでみました。最初は文庫で500ページ超というボリュームにひるみましたが、すごく読みやすくて面白かったです。条件の良い結婚を望むリサ、おっとりしているが手際が良くない紀子、有能で既婚のみどり、自分の城を持ちたい康子、得意の英語を武器に転職したい紗織。それぞれが個性が強くて、この5人も同僚であって、けっして友達ではないような関係がおもしろいです。5人それぞれが描かれていますが、特に康子と紗織の内面が丁寧に書かれているように思えるので、この二人の部分がとくにおもしろくて、応援したくなっちゃいます。なかなか奇想天外な人生を歩んでいって、読後感も爽快です。どういうジャンルの話と分類しがたい話ですが、エンターテインメントなのかな。楽しく読めるお話です。
- 2008-11/17 13:10
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![]() | イニシエーション・ラブ (文春文庫 い 66-1) (2007/04) 乾 くるみ 商品詳細を見る |
鈴木夕樹は大学の友人に誘われた合コンでマユと出会い、恋に落ちた。それはごく普通のカップルのようだったが…。
恋愛小説のようで、実はミステリ、という触れ込みの本。読んだ人の感想が賛否両論、くっきり分かれていたので面白そうだと思い、読んでみることにしました。最後の最後に驚きの仕掛けが明かされるということだったので、途中はかなりどうでもよくなってきていたのを我慢して読み続けました。読み終わった感想としては、えっ、どういうこと!?とかなり驚きはしたものの、再読してもう一度味わおうとまでは思えませんでした。すっきりと仕掛けがわからなかったので、結局ネタばれサイトを探して熟読し、ようやくそこですっきりとしました。ただ、読み終わった後に、ほかの読んだ人と感想をいろいろ言いたくなる本ですね。読み終わってどう思った?と聞きたいがために他の人に貸したくなりました(笑)
- 2008-11/17 12:52
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![]() | Judy Moody Gets Famous! (Judy Moody) (2003/04) Megan McDonald 商品詳細を見る |
それはいつもの木曜日だった。クラスメイトのJessicaがティアラを付けているところを見るまでは。Jessicaはスペリングコンテストで優勝し、地方紙に写真まで載ったのだ。自分も有名になりたい!とJudyはいろんなことに挑戦するが…。
翻訳はこちら。ジュディ・モード、有名になる! (ジュディ・モードとなかまたち)装丁も原書(ハードカバー)に合わせているようですね。
今回もオーディオブックを聞きながら読みました。再読です。このシリーズは言葉遊びっぽい言い回しがよく出てきて、韻を踏んでいたり音を聞くと面白いところが多いので、LR(聞き読み)はお勧めです。寝る前に1セクションずつ読んでいったのですが、オーディオブックを聞きながらでも10分くらいで1セクションが終わるので、細切れで読むにも読み進めやすかったです。どうなっちゃうの?と思いながら読みすすんで、読後感はよかったです。
そうそう、記録を見直してみたら、前回のJudy Moodyで多読を始めて読んだ本がちょうどのべ1000冊になっていました!約6年かかりました。途中で飽きたりペースダウンしたり、いろいろありましたが続けていればこんな数字になるんですね。語数は644万語で、読んだ本はGR、絵本、児童書、YAと少しだけ一般書で、ペーパーバックはまだ1冊も完読していません。もう少し児童書やYAで一気にある程度の語数を読み切れるだけの読書体力をつけてからペーパーバックに行こうかと。飽きっぽいので、飽きる前に読み切れるようになりたいんですよね。あとは、なんとしても読み切りたいという気持ちになれる本を見つけること。うちに積んである積読本を既読に変えること。これが当面の目標です。
- 2008-11/10 12:09
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