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DIVE!!(上)(下) / 森絵都
DIVE!!〈上〉 (角川文庫) (角川文庫)DIVE!!〈上〉 (角川文庫) (角川文庫)
(2006/05/25)
森 絵都

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DIVE!!〈下〉 (角川文庫) (角川文庫)DIVE!!〈下〉 (角川文庫) (角川文庫)
(2006/05/25)
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平凡だけど素直で、仲間とともにダイビングを楽しんでいた知季。知季の憧れでもある、両親が元オリンピック選手のサラブレッドでクールで完璧主義の要一。彼らが通っていたダイビングクラブが閉鎖の危機に直面し、クラブを守るためにアメリカ帰りの女コーチがやってきた。また彼女は、祖父にダイビングを習い海で飛び込みの練習していた野性的な飛沫を連れてきた。彼らが来たことで、知季たちの状況が変わっていく。女コーチのやり方は知季たちが今までやってきたやり方とは全然違っていたが、知季はだんだんとその才能を表していく。

文庫で上下巻にわかれていますが、もとは4巻で発売されており、文庫でも4部構成となっています。クラブの存続をかけてオリンピックまで目指してしまうというスポ根小説です。これも、競技人口が少ない飛び込みという競技だからこそリアリティを感じられるのでしょうね。そういう意味では、マンガですけどフィギュアスケートのペアで世界を目指す「銀のロマンティック…わはは」(川原泉)にも通じるものがあるかも。話の展開なんかは全然違うんですけど。

「スポ根」ときくと暑苦しいイメージがあってあまり得意ではないと思っていたのですが、いやいや全然そんなことはなかったです。目標に向かって努力し、挫折も味わい乗り越え、弱点を克服し…という部分では確かに「スポ根」なんですが、なんというか爽やかで、読んでいてすがすがしさを感じました。また、主要な3人のキャラが立っていて、彼らの性格の違いなどの対比がおもしろいです。おまけに他の代表選手たち(ピンキー山田など)やまわりの大人もしっかりと描かれていて、ちょっとしか出てこなくてもわりと印象に残るキャラが多かったです。飛び込みは以前からわりと好きな競技でしたが、あえて競技やっている日を探してテレビで見るというほどでもなく、たまたまやっていれば見るという程度でしたが、この本を読んでから俄然興味がわいてきました。昨年のオリンピック前に読んでいればテレビ中継が見られたかもしれないのに、タイミングを逃したようで残念です。次は2012年のロンドンですね。中継してくれるとよいのですが。

もうおもしろくて、上下巻を1日で読んでしまいました。もとは児童向けの本だったようですね。守り人シリーズといい、梨木香歩さんの本といい、最近の児童向けの本は大人も読める良書が多くてうれしいです。森さんの他の本も読んでみようと思います。

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